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多汗症とは、わきや手足などの発汗が通常の人より多く、日常生活に支障をきたしている状態のことをいいます。交感神経が失調することによって発汗が過剰になってしまう状態のことで、一般的な体温上昇での発汗と異なり、エクリン腺より汗が放出される疾患を指します。汗をかく場所はわきや手足、頭部など個人によって異なります。
【脇(ワキ)の臭い対策 ~夏になる前に!~】有名美容皮膚科医の教えるワキガ対策!ミラドライによる治療とは…?
ミラドライとは、マイクロ波による多汗症治療において、厚生省認可がおりている唯一の治療機器です。マイクロ波を照射することで、汗を出すエクリン線とにおいの原因となるアポクリン線を破壊し、皮膚表面に傷をつけることなく、汗の量やにおいの治療が可能です。
外科手術によるわきがの治療に比べて、術後の固定などの日常生活における制限はほとんどなく、切り傷なども残りません。また一度破壊した汗腺は基本的には再生しないため、1度の治療で、脇の毛の脱毛、わき汗、わきが全てにおいて長期的な効果が期待できます。
ワキのにおいが気になる方、ワキ汗が多くお悩みの方、傷を残したくない方、手術を受けたくない方などで長期的な効果を求める方におすすめの治療治療です。
マイクロ波を腋窩に照射し、腺組織のある真皮と皮下組織の境界付近で熱を強く発生させます。その間、表面を冷却することによって、表皮と真皮浅層は保護されます。
1.治療部位の測定、マーキング
2.麻酔の注入
3.再度治療部位の測定、マーキング
4.テンプレートの転写
5.照射
6.抗生剤入り軟膏の塗布
7.冷却
治療時間の目安は準備から照射終了まで、両脇で90分程度です
術後数日の痛み、内出血、拘縮、腫脹、陥凹、わき毛の減少、浮腫、知覚異常、色素沈着、代償性発汗、熱傷など
1回170,000円(税込187,000円)
多汗症は緊張や不安、気持ちの持ち方などによる精神的な原因の場合と、身体機能失調によって引き起こされる病的な発汗があります。
<代表的な原因>
多汗症には「局所多汗症」と、全身の発汗量が増加する「全身性多汗症」があります。どちらも適切なケアや施術を行なうことで、症状を緩和・軽減できます。
局所性多汗症の多くは精神的緊張が理由なことがほとんどです。汗をかく部位はわき、手・足裏、股間など汗腺が集中していて発汗が活発な部位です。人前に出て話すのが苦手な人が、手のひらが濡れたように汗をかくことがありますが、症状としてはこの局所性多汗症に近いものです。
全身性多汗症は特定の部位ではなく、文字通り「全身」で汗をかく症状です。
原因はさまざまであり、循環器や中枢神経の病気(例えば甲状腺疾患など)や、体質が原因の場合もあります。
わき汗の場合、以下に該当する場合が治療対象となります。
1. 原因不明の過剰なわき汗が半年以上前から続いている
2. さらに以下6項目のうち2項目以上が当てはまる
多汗症の治療方法は複数あります。医院にて治療方法の違い、メリット・デメリットなどの説明を受けたうえで、自分にあった治療方法を選択してください。当院では無料カウンセリングを行っておりますのでお気軽にご相談ください。
<対応部位と料金>
対応部位 | 治療方法 | 治療内容 | 持続期間 | 料金 |
わき | ボトックス注射 | 注射(80単位~100単位)※ | 4~9ヶ月 | 49,800円~69,400円 (税込 54,780円~76,340円) |
手の平・足の裏 | ボトックス注射 | 注射(80単位~100単位) | 4~9ヶ月 | 49,800円~69,400円 (税込 54,780円~76,340円) |
頭皮 | ボトックス注射 | 注射(80単位~100単位) | 4~9ヶ月 | 49,800円~69,400円 (税込 54,780円~76,340円) |
全身 | プロ・バンサイン | 内服薬 | 5時間 | 1錠500円(税込 550円) |
※単位とは…医学用語で「○〇単位注射する」などの言い方をします。
ボツリヌス菌が作る天然のたんぱく質を有効成分とし、患部に直接注射します。この有効成分が交感神経から伝達される信号を止め、過剰な発汗を抑えます。なおボツリヌス菌を直接注射するわけではありませんので感染の心配はありません。
一回の注射で4~9ヶ月ほど効果が持続しますので、年に1~2回の注射で汗を抑えられます。ただし、副作用としてごくまれに以下のような症状が起こる可能性があります。
など。
多くの症状は一時的なものですが、長引くなどして気になる場合には施術してくれた医師に相談しましょう。
全身性多汗症におすすめなのはプロ・バンサイン錠といわれる内服薬です。プロ・バンサインは多汗症の原因となる神経伝達物質の働きを抑制して発汗を抑えます。
発汗を抑えたい30分~1時間半前に服用すれば、おおよそ2~5時間ほど効果を発揮します。即効力があり、必要なタイミングで飲むことができるので便利です。
デメリットとしては、体質によって「のどの渇き」や「めまい」といった副作用を起こす場合があるという点です。
過敏な交感神経の動きを抑えるための、交感神経切除術という外科的治療も存在します。近年は内視鏡を使って傷を最小限に抑える術式が行なわれるようになりましたが、傷跡が残ったり、皮膚がひっぱられる感覚がいつまでも残るなどの後遺症が出る場合があります。またケースとしてはまれですが、代償的に身体の違う部位の発汗が増えるなどという指摘もあり、当院では手術を行っていません。
多汗症はその症状が重度の場合のみ、保険が適用されます。ただ単にわき汗が多いというだけでは保険適用とはみなされません。厳密にいうと「重度の原発性多汗症」が保険対象になります。判定にはヨード紙、ヨード液などを用いる定積測定、もしくは換気カプセル法や従量測定法で行なう定量測定法があります。
※当院は自由診療のため、全て保険適用外となります。
腋臭症(えきしゅうしょう)、いわゆる「ワキガ」とは、わきから特有のにおいを発する症状・体質のことをいいます。
人が持つ汗腺は「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります。エクリン腺から出る汗は99%が水分で蒸発しやすくサラサラしていて、臭いはほぼ気になりません。
しかしアポクリン腺から出る汗は、たんぱく質や脂質を含んでおり、ベタベタした汗です。ワキガの原因は、このアポクリン線から出る汗に含まれる皮脂(低級脂肪酸)が、体表面の細菌に分解される時に強い臭いを発するためです。
アポクリン腺の汗腺はわき以外では陰部や耳の穴などの部位に存在します。自身から発している臭いのため、自覚症状がない人も少なくありません。反対に自覚症状がある人が気になって医院などを受診すると、それほど臭わないケースが多いそうです。
また症状が出始めるのは思春期ごろであることがほとんどです。
腋臭症には、明確な診断方法はありません。自覚症状の有無、ご家族などの他者意見、医院での検査(ガーゼを脇に挟み臭いを調べる)などをもとに総合的に診断します。
ワキガの治療方法は、外科手術もしくはボトックス注射にて行います。
<治療料金>
方法 | 料金 | 傷の大きさ |
ミラドライ | 170,000円 (税込187,000円) |
残りません |
ボトックス注射 (80~100単位) |
49,800円 (税込54,780円) |
残りません |
当院でおこなっている外科手術は皮弁剪除法という術式です。特徴としてイナバ式という特殊な刃を使用してアポクリン腺を除去する手術になります。
ローラーと刃のついた器具(「皮下組織削除器」)を用いて、皮膚を薄く削り、ワキガの原因となる皮下のアポクリン腺を削除する手術法です。除去した汗腺は再生することがないため、確実性が高い治療法といわれます。
自費治療のため保険は適用されませんが、局所麻酔だけで済むので日帰りで手術可能です。
<当院の術後管理について>
ボトックス注射は上記で説明した通り、過剰な発汗を抑えます。多汗症治療はもちろんですがワキガの方にも効果が期待できます。
治療についてのご不明点はお気軽にご相談ください。カウンセリングは無料です。
こまめなシャワー、アルコール消毒、除毛、睡眠不足や脂っぽい食事の制限などがあります。
<医療用制汗剤「パースピレックス」>
パースピレックスは汗腺の開口部に一時的な栓を形成することで発汗自体を減少、もしくは中断させる効果を持ちます。この栓の効果期間は数日にわたるため、スプレーなどの制汗剤よりも持続的な効果を得ることができます。