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ケミカルピーリング

ケミカルピーリング

ケミカルピーリング 解説文面

*ケミカルピーリングとは

ケミカルピーリングとは、お薬を塗布することにより古い皮膚を剥がす治療です。これによって、くすみ・ごわつきの除去や毛穴の詰まり解消、お肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促すなどの効果が期待できます。他にも肌のうるおい成分(コラーゲンやヒアルロン酸)の産生促進、塗り薬が浸透しやすくなるなどの効果も認められています。2〜4週おきに1回、全部で6〜10回程度の治療を行うことが推奨されており、1回の治療でも効果は実感いただけますが、基本的には回数を重ねていくごとにお肌のお悩みが改善されていく、といったコンセプトの治療です。

*改善が期待出来るお悩み

*改善が期待出来るお悩み

ケミカルピーリングによって改善が期待できる具体的な疾患としては、ニキビ、小ジワ、小さいシミ(老人性色素斑)、二の腕のぶつぶつ(毛孔性苔癬)などが挙げられます。

・ニキビ

ニキビ肌にケミカルピーリングを行うと、毛穴に詰まっている角質や皮脂が排出されて毛穴が開通しますので、ニキビが改善するのみならずニキビができにくい肌になります。
また、ニキビ痕については、ケミカルピーリングで凹みを目立たなくすることはできても、根本的な凹みの改善は不可能です。ニキビ痕については、イントラセルやダーマペンによる治療が効果的です。

・二の腕のぶつぶつ(毛孔性苔癬)

二の腕のぶつぶつについても同様に、詰まっている角質が排出されますので改善するとされています。

・小さいシミ

小さいシミについては、ケミカルピーリングによる肌の新陳代謝の促進によってシミ(メラニン)の排出が進み、改善効果があるとされます。

・小ジワ

小ジワについては、角質が剥がれることによって皮膚の修復が進み、改善するとされていますが深いシワについては効果がありません。

*臨床試験に基づくデルファーマのケミカルピーリング

ケミカルピーリングの薬剤には色々な種類があり、国内で主に使われているのはグリコール酸、サリチル酸、乳酸、トリクロロ酢酸(TCA)などです。
当院では、デルファーマ社の「ミックスピールマヌカ」という、2022年2月に発売されたばかりのピーリング剤を採用しています。こちらの薬剤はグリコール酸、サリチル酸、乳酸のミックスであり、それぞれの特徴を活かした効果的な施術が可能です。
グリコール酸はニキビ菌(アクネ菌)の殺菌効果があるためニキビに対して有効で、サリチル酸も抗炎症作用によりニキビに効果があるとされます。乳酸はセラミドを増やすことによって保湿効果を高めると言われています。デルファーマ社のケミカルピーリング製品は東京女子医科大学皮膚科の指導・監修のもと、製品の有用性と安全性が確認されているため、安心して施術を受けていただくことができます。

*当院の特徴

料金表

  通常料金
サリチル酸ミックスピーリング(ミックスピールマヌカ)(小)1回 6,000円
(税込6,600円)
サリチル酸ミックスピーリング(ミックスピールマヌカ)(小)3回 17,100円
(税込18,810円)
サリチル酸ミックスピーリング(ミックスピールマヌカ)(小)5回 27,000円
(税込29,700円)
サリチル酸ミックスピーリング(ミックスピールマヌカ)(大)1回 8,000円
(税込8,800円)
サリチル酸ミックスピーリング(ミックスピールマヌカ)(大)3回 22,800円
(税込25,080円)
サリチル酸ミックスピーリング(ミックスピールマヌカ)(大)5回 36,000円
(税込39,600円)

*治療の流れ

・カウンセリング

治療の流れとしては、最初に医師の診察にてお肌の状態を確認させていただきます。

・クレンジング&洗顔

その結果、ケミカルピーリングの施術が可能と判断されれば、化粧落としでメイクや汚れを落としたのち、実際の施術に入ります。

・ピーリング剤塗布

ベッドに仰向けになっていただき、顔を施術する場合は目の保護のためにゴーグルをかけていただきます。ピーリング剤を塗布し、2〜3分(部位によって時間は多少変動します)置きます。この際、ピリピリ感や軽い痛みがありますが、基本的にはそれで問題ありません。あまりにも痛みやピリピリが強ければ我慢せずにおっしゃってください。

・中和剤塗布

その後、ピーリング剤の効果を止める中和剤を塗布し、水を染み込ませたシートで薬剤を拭き取ります。お肌に赤みや痛みが出ますので、冷たいタオルでクーリングして終了となります。クーリングの時間は、症状の程度によって長くなる場合もあります。施術自体は10分から15分程度で終了することがほとんどです。

・クーリング

*治療にあたってのご注意

ケミカルピーリングには以下に挙げるような副作用があります。当院では経験を積んだスタッフが細心の注意を払って施術しておりますが、お肌の状態や外気の乾燥度合いによっては副作用が強く出る場合もあります。施術中や施術後に何かお変わりありましたら、速やかに医師や看護師にご相談ください。

① 施術中及び後に見られる可能性がある副作用

刺激感、浮腫(むくみ)、紅斑(赤み)、鱗屑(肌のかさかさ)、痂皮(かさぶた)、色調異常、一過性のニキビの悪化、毛細血管拡張など

② 施術後まれに見られる副作用

水疱形成(水ぶくれ)、びらん、潰瘍、瘢痕(へこみ)、感染、ピーリング剤によるアレルギー、表皮剥離(皮むけ)

ケミカルピーリングを受ける前には、紫外線を極力避けて日焼けをしないようにしてください。治療1週間前からは顔面のマッサージなど、肌を強くこするようなことはお控えいただき、前日からはパックやスクラブ、顔剃りなども避けていただくようお願いします。ニキビ治療などでアダパレンやトレチノインといったレチノイド(ビタミンAの関連薬)を使用されている場合は、2日前より使用を中止し、施術当日、翌日も使用しないようにしてください。

ケミカルピーリングでは、施術後のスキンケアも重要です。引き続き肌をこするようなスキンケア(スクラブやあかすりなど)は避けていただき、保湿と紫外線対策をしっかり行うように心がけてください。

このように様々な肌のお悩みに有効であり、安全性も高いケミカルピーリングですが、以下の内容に該当される方は治療にあたって注意が必要か、場合によっては施術ができない可能性がありますので、まずは当院で医師による診察をお受けいただき、ご相談ください(ご相談は無料です)。

  • 日焼けする可能性がある方、紫外線対策が十分にできない方
  • トレチノインを含むレチノイドの内服・外用治療を行っている方
  • 化粧品などにかぶれやすく、赤くなりやすい方
  • 妊娠・授乳中の方
  • 免疫不全状態や他の疾患で治療中の方
  • ケロイド体質の方
  • 皮膚に炎症があり、痛みやかゆみのある方
  • 蕁麻疹がよく出る方
  • 長期的にステロイド剤を使用されている方
  • 施術部位に対し外科手術を受けたことがある方
  • 施術部位にウイルス・細菌・真菌感染が見られる方
  • ケミカルピーリング治療が適当でないと医師に判断された方

以上、当院におけるケミカルピーリング治療についてご説明させていただきました。検索エンジンでケミカルピーリングについて検索すると、「自宅でもできるケミカルピーリング」を謳った商品が多数ヒットします。ケミカルピーリングは、1990年代以降日本国内で普及し広く知られるようになりましたが、その一方で医療知識の乏しい術者から施術を受け、腫れや炎症などの副作用で苦しんだ消費者が少なからず発生したことも事実です。ケミカルピーリングは基本的には安全なものですが、皮膚科学の知識に基づいて行われるれっきとした医療行為です。「安物買いの銭失い」になる前に、ぜひ一度当院にご相談ください。

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※カウンセリングは無料です。