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トレチノインについて

  • 日付: 2024年9月10日
  • カテゴリ:ティアラクリニック川越院・スタッフブログ


ティアラクリニックナースのヤンニョムちき子です!

 

この記事を読まれている方は「トレチノインにはどんな効果があるの?」「副作用はあるの?」「どういった使い方をするの?」など気になっている方が多いのではないでしょうか。

 

そこで、今回はシミ等の治療に使われる代表的なお薬のトレチノインを解説いたします。

 

トレチノインとは

トレチノイン(Tretinoin)はビタミンAであるレチノールの誘導体です。

 

 

トレチノインの効果

トレチノインには以下の様な効果があります。

 

l   ニキビ・毛穴の改善

l   皮膚のハリ・潤い・シワの改善

l   ターンオーバーを促進させることによるシミ改善

l   ニキビ・毛穴の改善効果

l   トレチノインは古くからアメリカでニキビ治療の薬として扱われてきました。トレチノインを塗布することで、皮脂腺の働きを抑えることで皮脂の分泌を抑えたり、角質をはがしたりします。

 

この効果によってニキビ・毛穴の改善が期待できるのです。

 

l  皮膚のハリ・潤い・シワの改善効果

トレチノインは皮膚のハリ・潤い・シワの改善効果も期待できます。真皮内でコラーゲンやエラスチンの分泌を高めてくれるため、長期的にみていくと、皮膚にハリが生まれたり、小じわを改善したりといった効果が期待できるのです。

 

これに加えて表皮の角化細胞を増殖させて表皮を厚くすることで、表皮内でのヒアルロン酸などの粘液性物質の分泌を高めてくれるため、皮膚の潤いUPの効果も期待できます。

 

ターンオーバーを促進させることによるシミ改善

また、トレチノインはシミに対して高い改善効果が期待できます。シミを薄くする方法としては、ターンオーバーが起こることによって得られる脱色素効果が効果的です。

 

通常、皮膚がターンオーバーをするまで約46週間ほどかかるのですが、トレチノインを使用することで表皮角化細胞が増殖促進され、ターンオーバーが促進されます。

 

 

 

!トレチノインの副作用!

トレチノインは様々な肌トラブルに対して効果的です。しかし副作用も併せて発生します。トレチノインの副作用は主に以下の2点。

 

〇肌が赤く発疹する

〇皮膚の皮がむける

 

トレチノインを使用し始めて13日ほどで、これらの症状が見られるようになります。そのため、口の周りや目の周りを避けて使用することが推奨されています。

副作用はアレルギーでなく新しい表皮を作るために行われていることですので、様子を見ながら使用していくことをおすすめいたします。

 

 

赤みや皮むけはアレルギーではなくトレチノインが古い細胞を落として新しい表皮に生まれ変わらせるために起きている反応と考えましょう。しかしながら、アトピー性皮膚炎の既往歴がある方や敏感肌の方は、反応が強く出過ぎてしまい、炎症が起きる場合があります。かえって、炎症後の色素沈着に繋がる恐れもあるため、使用を検討する際は、必ず医師に相談をしましょう。

 

◎皮むけで剥がれている皮膚は角質!

落ち切ると薬の吸収力がアップします。

ポロポロと剥けている皮膚は角質です。これらがすべて落ちきると、処方薬の吸収力がアップすると同時に、皮膚の赤みや熱感が感じやすくなる方もいらっしゃいます。

 

◎副作用は一過性でそのうち症状が出てこなくなる!

副作用はほとんどの場合が一過性です。そのため、使用を開始して2-3週間目が副作用のピークで、その後1ヶ月〜1.5ヶ月程度で徐々に落ち着いてきます。人によってはこの症状が全く出てこないという方もいらっしゃいます。特にTゾーンに塗布される方は、この症状が見られないという方が多い傾向にあります。

 

しかし、もしも症状がひどい場合には医師に相談しましょう。

 

~トレチノインは冷蔵庫で保存がおすすめ~

トレチノインは冷蔵庫で保存をおすすめしています。

分解が非常に速いお薬のため、高温多湿な場所を避けて保管しましょう。

 

使いたい用途などで濃度が変わりお値段が変わります。

もし興味が湧きましたら是非お試しください!

 

 

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