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美容コラム

脱毛毛周期とは

毛周期とは

毛が成長して、自然に抜けていくまでには一定の周期があり、これを毛周期といいます。患者様が脱毛効果をより実感するためには、この毛のサイクルを理解していただく必要があります。毛は休止期、成長期、退行期という周期で生え変わりを繰り返していて、生える部位によってその周期は異なります。医療レーザー脱毛を行なった後、効果があまり感じられない患者様が少なからずいるのは、この周期の違いによるものです。

医療レーザー脱毛は、毛乳頭という毛を成長させる部分を破壊することで高い脱毛効果を実現していますが、破壊するべき細胞自体にレーザーが当たらなければ効果を発揮できません。レーザーは黒い色素に反応するのですが、休止期の毛乳頭は白色のため、レーザーには反応しません。
また、退行期の毛は自然に抜ける毛で毛乳頭とは分離しているため、レーザーで脱毛処理を行なっても毛乳頭を破壊したことにはなりません。脱毛処理後、休止期や退行期で反応できなかった毛乳頭が活動を再開し、周辺に毛母細胞を形成することで毛が再び生えてきてしまうのです。

より脱毛効果を高めるためには、成長期の毛に対してレーザーを照射することが重要になります。毛の成長期は毛母細胞が活発化する期間であり、メラニン色素が最も濃いためレーザーの反応が良くなります。そのため、毛乳頭までレーザーが届き、細胞を破壊することで脱毛効果を高められるのです。

また、レーザーが反応する成長期の毛は全体の約2割だけで、残りの約8割はレーザーが反応しない休止期か退行期になります。そのため、すべての毛の脱毛処理を行なうには毛の周期が巡るのを待つ必要があります。毛の生え変わる周期は1ヶ月から2ヶ月ですので、その周期に合わせて通院していただきます。

部位による周期の違いや患者様のホルモンバランスの違いによって毛周期も変わってきますが、お顔は1ヵ月~1ヶ月半に一度、お身体は1ヶ月半~2ヶ月に一度の通院が望ましいです。このように約2ヶ月に1回の通院を5~6回ほど繰り返すことが、すべての毛周期を一巡する目安となるのです。

記事監修 医師:院長 髙橋貴志

経歴

  • 1998年 国立・徳島大学医学部医学科卒業
  • 2000年 国立・東京医科歯科大学皮膚科入局
  • 2015年 ティアラクリニック川越院・院長

資格・所属学会

  • 米国皮膚科学会(AAD) International Fellow
  • 米国レーザー医学会(ASLMS) Fellow
  • 欧州皮膚科性病科学会(EADV) International Certified
  • 欧州レーザー皮膚科学会(ESLD) 正会員
  • 大韓皮膚研究医学会(KSID)終身会員
  • 日本皮膚科学会(JDA) 正会員

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