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美容コラム

しわ肌の修復力を活かすダーマペン

肌の修復力を活かすダーマペン

皮膚は身体を守る臓器です。
皮膚には体温調節や水分、体液を失わないように整える大切な器官があり、身体を守る働きを担っています。そのため、肌自体にも高い自然治癒能力が備わっています。ダーマペンはこの修復能力を活かして毛穴の開きや小じわ改善に繋げていく治療法です。

フレッシュコラーゲンの成分を促す成長因子というお薬を塗布した状態で10本以上の細かい針がついた装置を肌に刺し、目に見えないほどの穴を開けて成長因子を皮膚深部に注入していきます。この治療法は肌の自然治癒能力を引き出すのに最適で、成長因子が深部に到達することで細胞が活性化されコラーゲンが多く生成されていくのです。

穴を開ける前に増毛剤やヒアルロン酸や成長因子を肌に塗り込み、穴を開けた部分にさらに流し込むように塗ることでよりコラーゲンが増えて新陳代謝が促進され、薄毛の治療にも用いられます。より良い形で肌が再生されることで、肌のトラブルを改善に導くことができます。

ダーマペンは極細の針を搭載したペン型の装置のため、より細かい部分に施術を施せるのも大きな特徴となります。
施術が非常に難しい部分にもペン型のダーマペンであれば可能となり、細かい小鼻の毛穴部分や目元の小じわでも治療を行なうことができます。

髪の毛にも満たない極細針は刺しても安全なように設計されており、また麻酔クリームを塗ることで少ない痛みでの施術が可能となるので、痛みに弱い方でも安心して施術を受けられます。肌の本来の修復能力を利用して施術するため、個人差がありますが赤みやかゆみは基本的に少ないのが特徴といえます。

針の深さを変えることで様々な肌トラブルに対応できるのもダーマペンの特徴です。肌のハリやツヤ対策に効果が期待でき、肌に多くの悩みを抱えている方におすすめの治療方法です。施術時間も短く患者様の負担が少ないのも大きなメリットです。もともと肌がきれいな方に施術することで、さらに透明感をアップし、キレイな肌を維持できるお手入れなのです。

記事監修 医師:院長 髙橋貴志

経歴

  • 1998年 国立・徳島大学医学部医学科卒業
  • 2000年 国立・東京医科歯科大学皮膚科入局
  • 2015年 ティアラクリニック川越院・院長

資格・所属学会

  • 米国皮膚科学会(AAD) International Fellow
  • 米国レーザー医学会(ASLMS) Fellow
  • 欧州皮膚科性病科学会(EADV) International Certified
  • 欧州レーザー皮膚科学会(ESLD) 正会員
  • 大韓皮膚研究医学会(KSID)終身会員
  • 日本皮膚科学会(JDA) 正会員

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