美容コラム

「腋臭症」、いわゆる「ワキガ」は、わきからにおいを発する症状や体質を指します。「ワキガ」については、明確な診断基準が設けられているわけではありません。ご自身でにおいが気になった場合、周囲から指摘されて気づくケースなどきっかけは様々です。
そのような自己申告に加えて、医院ではガーゼをわきに挟んでにおいを調べる方法によって総合的に「ワキガ」の診断を行ないます。

「ワキガ」であるという診断に至り、改善を希望される際には外科手術もしくはボトックス注射によって治療を行なうことになります。どちらも一長一短はありますが、手術の場合だと皮膚を切るため傷跡が残る、皮膚の治癒に時間がかかるなどのデメリットを懸念する方が少なくありません。

手術自体に抵抗感を持つ方も多いため、当院でまずお勧めしているのはボトックス注射です。その効果期間は約4～9か月ほどなので、年に1～2回の来院で効果を持続させることができます。

ボトックス注射はもともと多汗症を治療するための方法ですので、わき汗が気になる方にもお勧めの治療法です。「ワキガ」の原因には汗も多少影響しているため、注射によって発汗を抑えることで、「ワキガ」の改善も期待できます。

メスを使わない治療法として人気の高いボトックス注射は、手術をするよりも時間が短く、かつコストも低いというメリットがあります。さらに痛みも少なく、ダウンタイムが短い点が多くの方に選ばれている理由といえるでしょう。

個人差はありますが、ボトックス注射を施術してから数日ほど経過するとその効果を実感できるはずです。そのため外科手術を検討している方も、先にボトックス注射をお試しいただくと良いかもしれません。注射後、一時的に患部が赤くなったり腫れたりして痛みを感じる方もいらっしゃいますが、ほとんどの場合数日ほどで落ち着いてきます。

それらの症状が気になる方には、早めに受診してくださるようお勧めしています。 当院では患者さまが安心して治療に臨めるようにしっかりカウンセリングをしたうえで施術を行ないます。まずは相談をしたいという場合でもお気軽にお越しください。

詳細は「多汗症・ワキガ」をご覧ください。